やさしい香りのハンドクリームを手作りしよう!
(2004年1月20日(火)・山梨県都留市/富士女性センター・工芸室)

自然の恵みいっぱいの"ハンドクリーム"を楽しく手作り !!
天然のエッセンシャルオイルの香りと、
ミツロウなどの安心な素材を心と体に取り入れ、
冬の乾燥の時期も気持ち良く過ごしましょう。

〜自然の恵みである『天然の素材、植物の香り』ときちんとかかわって〜
 新年を迎え、お正月の慌しさから一段落した1月20日、県立富士女性センターにてハンドクリーム作りを行いました。基材にミツロウなどを使う伝承の知恵が詰まったハンドクリームです。そのナチュラルな心地よさを感じ、毎日の生活を生き生きしたものにしようと企画されました。
 集まったのは20代から40代までの女性30名ほど。それぞれ自分の好みの精油を選んでハンドクリーム作りに挑戦です。ハンドクリームはミツロウにオイルを混ぜ、柔らかくすることでできます。ミツロウとは、ミツバチが巣を作るために体の中で作り出すロウのこと。保湿性・殺菌性に優れた自然素材として昔から軟膏の基材や床ワックス・粘土など様々なものに使われてきました。今回使用したミツロウは、ユーカリの蜜を集めているミツバチのミツロウということもあってか、精油を入れなくても大丈夫というくらい甘く香り立っていました。
 小ビンの中に測ったミツロウとオイル(マカデミアナッツオイルとカレンデュラオイル)とを入れ、湯せんにかけます。理科の実験みたいだね、とわくわくしながらミツロウが溶けるまで待ちます。液状になったらミツロウとオイルをむらのない様に混ぜ合わせ、自分で選んだ精油を数滴入れます。一種類の精油を入れる人、何種類かの精油をブレンドして入れる人、様々です。自分で一番良いな、と感じた香りは、今、自分自身に必要な香りなのだそうです。ちなみにわたしが選んだ香りはベルガモットという柑橘系の香り。リフレッシュしたかったのでしょうか。さてはて。

参加した方に感想を寄せていただきました。
「手軽に作ることができた。」
「自然に肌になじみ、皮膚が塗ったところで呼吸している感じで最高です。」
「香りが身体に良い作用をすることを改めて感じた。」
「いろいろな香りを味わったり、ブレンドできて楽しかった。」
など、たくさんの「良かった」という感想をいただきました。この日作ったクリームが、体と心の潤いに役に立つといいなと思います。(三木)


まずは、リラックスのための呼吸法から。

ゆったりとした状態で香り選びを行いましょう。

講師から精油の説明を受けています。

どんな香りのクリームしましょうか。

さて、クリームの製作に取り掛かります。

肌荒れによい植物油を計り、容器に入れます。
基材を湯煎して溶かします。
基材はすべて自然のもの。

材料が溶けたら湯煎をやめて、
クリーミーになるように気長にかき混ぜます。

最後に各自が選んだ精油を加え、
混ぜ合わせれば出来上がり!


お互いのクリームの香りの違いや、
出来具合を試しました。
フロムラベンダー
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